病気・症状
複合骨折とは?複雑骨折との違いは?
骨折したときには、いくつかの骨折パターンがあります。
その中の1つで複合骨折というものがあります。
ところで、この複合骨折ってどういうものかわかりますか?
複雑骨折の言い間違い?と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
複合という文字だけで判断すると、ノルディック複合という競技があるので2つのというニュアンスがあるのかなと思ってしまいます。
そこで複合骨折はどういうものか調べてみました。
複合骨折とは?
複合骨折とは1本の骨が複数個所折れている骨折のことを言います。
レントゲンで見るとはっきりとわかるのですが、骨折している箇所が線のように折れている状態の骨折になります。
その線のように折れている箇所が複数あって複合骨折と言うことになります。
ちなみにこれが1ヶ所の場合ですと単独骨折になります。
複雑骨折との違いは?
複合骨折と複雑骨折は呼び方も似ていることもあり、よく勘違いしてしまうところがありますが、複合骨折と複雑骨折は骨折したときの状態に違いがあります。
複合骨折は骨折している箇所が線のように折れていて、折れた骨はそのままの位置にあります。
その一方で複雑骨折は、折れた骨がそのままの位置になく、骨折した骨が体外に飛び出ている状態にあります。
複雑骨折の場合は、体外に飛び出ているということもありますので、素人が見てもわかると思います。
複合骨折の治療期間は?
複合骨折の治療期間は骨折した箇所によってバラバラです。
これは複合骨折に限らず、どの種類の骨折にも言えることです。
1つの例としてサッカーのマンチェスター・ユナイテッドの選手であるルーク・ショー選手が複合骨折しました。
手術が必要で全治6カ月と言われています。
少なくとも複合骨折は治療には数カ月単位が必要だというのを覚えておいてください。
最後に
複合骨折はものすごい痛みを伴うというのは言うまでもありません。
ルーク・ショー選手の複合骨折のシーンはかなり衝撃的です。