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里芋の栄養と効能には素晴らしい効果が!
里芋というとネバネバしたものというイメージがありますよね。
実際にネバネバしていて、それが好き嫌いの分かれるものでもあります。
里芋は貯蔵性がよく1年中出回っていますが、その旬の時期は秋から冬にかけてです。
そんなネバネバが特徴の里芋についての知識をまとめてみました。
里芋の栄養と効能
里芋は独特な粘りがあります。
あの粘りだけで手に痒みが出るという人もいて、下ごしらえには敬遠されがちなのですが美味しい食材です。
実は、あのぬめりにはタンパク質が含まれていて、その上、多糖類のガラクタンと食物繊維のマンナンもしっかりと含まれているのです。
里芋に含まれているガラクタンという成分は胃の粘膜を保護して腸の働きを活発にしてくれます。
またマンナンは便秘の予防や改善ができ、ダイエット効果があります。
それだけでも栄養と効果のバランスが保たれるのですが、里芋にはカリウムも多く含まれていて、むくみ防止にも重要な役割を果たします。
里芋は野菜の中では非常に栄養バランスと効果が高い食材と言えるのです。
里芋の下ごしらえ
下ごしらえが苦手という方も多いようですが、里芋を上手に処理する方法は、ぬめりを取ることから始めます。
そのやり方なのですが、まず里芋の皮を剥きます。
里芋の皮を剥いた後には塩でもみ洗いしてください。
次に下茹でをします。
下茹では沸騰したお湯に里芋を入れます。
里芋の下茹での時間は大きさや個数によって多少変わりますが、5分くらいが1つの目安です。
あまり茹で過ぎると柔らかくなりすぎて形が崩れ、栄養がお湯の中に逃げてしまうので注意してください。
茹でている途中で竹串などを使って刺して確かめてください。
それと、ぬめりの成分が手に痒みをもたらしますので、里芋を触った後に手に少量の酢をつけるだけでも痒みはずいぶん楽になりますので試してみてください。
美味しく里芋を食べるためにはどうしても避けて通れない下準備となります。
その丁寧な下ごしらえが里芋をとにかくおいしく仕上げるコツなのです。
里芋の選び方
里芋を選ぶ時になんとなくレジカゴに入れていませんか?
まずは触った時に柔らかみを感じるものは、すでに痛みが進んでいるということになりますので避けましょう。
そして丸い形をしていて太っている里芋を選んでください。
とにかくずっしりと重量感のあるもので皮の色が茶褐色のものがベストとされています。
どうせ食べるのなら美味しい里芋を選んで食べましょう。
保存方法
自然農法などで泥がついたものは新聞紙に包んで常温で保存します。
ついつい何でも冷蔵庫に入れるという発想になるのですが、泥なしのもの以外は常温です。
そして、泥なしの里芋の場合にはビニール袋に入れた状態で冷蔵庫に入れてください。
泥つきの里芋の保存期間は約1ヶ月、泥なしでは1週間ぐらいですので早めに食べてしまいましょう。
おすすめレシピ
里芋を柔らかく煮てミンチ肉と合わせて里芋のコロッケを作ったり、シンプルに肉じゃがのさつまいもを里芋に置き換えて煮物にしたりと用途は非常に多いと思います。
比較的味がしみやすく、色々と合わせたり置き換えたりしやすい食材なのでどんな料理にも対応できて便利ですよ。
最後に
里芋の最大のネックはぬめりかもしれませんが、それさえ上手く処理すれば、素晴らしい食材になります。
これを機会に1度、里芋料理に挑戦してみてはいかがかな?