言葉
芒種とはどういう意味?
芒種の意味をご存じでしょうか?
季節に関わる言葉なのです。
けど季節に関わる言葉と言われても、漢字だけではどの季節か想像できないですよね。
4つの季節のうちのどれかではありますが・・・。
そこで芒種の意味について調べてみました。
ついでに芒種に関することもまとめてみました。
芒種の意味
芒種(ぼうしゅ)は穀物を指します。
例えば稲や麦のことを指しているのです。
梅雨時期に田植えが行われますが、その時期を指すとも言われています。
意味としては穂が出る穀物の種を蒔く時期に当たるのです。
田植えが始まる時期と表現したほうが分かりやすいかもしれません。
「ぼうしゅ」とはなかなか読めませんが二十四節気の一つとされています。
田植えの目安の時期と覚えておくと良いでしょう。
この後に入梅を迎えて本格的な梅雨時期に入るというのが日本の四季の一つです。
わかりやすく言えば梅雨のちょっと手前の時期を芒種と言うのです。
農家ではこの芒種の時期を境に忙しいシーズンに入ります。
蒸し暑い日が増えていよいよ夏へのスタートという時期になるので夏支度が必要な毎日を過ごすことになるのです。
芒種の時期はいつ?
2015年は6月6日が芒種の日となっています。
夏至までの期間でもあり間もなく梅雨入りという合図の日でもあります。
そういう意味でも毎年6月初旬が芒種の時期と言われているのです。
年によっては多少ずれますが、芒種の時期は6月初旬と覚えておけば大丈夫です。
芒種の季節だなと感じるも
梅の実が青色から黄色っぽくなって野鳥の百舌鳥の鳴き声が聞こえ始めます。
日常忙しく過ごしていると、このような細かな季節の機微に目をやることはありませんが、日本人として芒種の時期を知ることで梅雨を感じや季節の移ろいを肌で感じるきっかけにもなるのですね。
庭に目をやるとカマキリがひょっこりと顔を出していたりもします。
綺麗な水のある場所では蛍も見かけられる時期でもあります。
独特な憂鬱とアンニュイを混在させたような季節柄でもありますが、体調管理をしっかりと行い、元気な夏を迎えたいものです。
芒種の時期の旬のもの
天ぷらにするととても美味しい鱚(キス)やスルメイカは芒種の時期の旬の食材となります。
意識的に季節を味わう余裕を持ちたいものです。
そして芒種の時期の代表と言えばやはり紫陽花だと思います。
くちなしの花もこの時期に見られます。
最後に
芒種という言葉を調べている過程でパンについてのことが出てきました。
一体どういうことなのかと見てみると、愛知県犬山市に「芒種」というパン屋さんがあるみたいです。
そこの住民でないと芒種とパンの連想はしませんが、何らかの関係があるのか気になるところです。