スポーツ
アディショナルタイムの意味は?ロスタイムと違うの?
「さあ、アディショナルタイムに突入です。
アディショナルタイムの時間は3分です。」
「あれ、ロスタイムじゃないの?」
サッカーの試合を観戦していると
アディショナルタイムという言葉を
聞きますよね。
以前はロスタイムだったはずだと
思っていた人が多いと思います。
知らない人にとっては
「アディショナルタイムとは何だ?」
「ロスタイムと何が違うんだ」
と思ったりもします。
そこでアディショナルタイムとは
何なのか調べてみました。
アディショナルタイムの意味は?
アディショナルタイムとは
サッカー用語です。
英語のスペルは
「Additional Time」となり、
意味はそれぞれ
追加(Additional)
時間(Time)となります。
選手の交代や
ファールなどで怪我をした選手の
状態を判断したり、
ピッチから運び出したりなど
プレーとは関係ないことに
費やした時間があります。
サッカーではその時間を試合時間として
カウントしていませんので、
費やした時間を加えることによって
試合時間をきちんと合わせます。
アディショナルタイムは
審判が費やした時間を計測して
前半と後半のそれぞれ後に
時間を追加していきます。
アディショナルタイムとロスタイムの違いは?
アディショナルタイムとロスタイムの違いは
あるのかと言うと、
結論から言うと同じです。
ロスタイムは和製英語で
日本でしか使われておらず、
海外ではアディショナルタイムで
統一されています。
アディショナルタイムは
「時間を追加する」
というニュアンスがわかりますが、
ロスタイムは「時間を失う」という
ニュアンスになってしまいますので、
時間を追加しているのに
時間を失うでは
意味が合わないですよね。
アディショナルタイムと
ロスタイムの違いはないのです。
アディショナルタイムはいつから?
日本でロスタイムから
アディショナルタイムと
呼ぶようになったのは
2010年7月16日です。
日本サッカー協会審判委員会の通達で
メディアを含め使い始めました。
FIFAでも
アディショナルタイムを
使っていますので
国際基準に合わせて
使うようになっています。
アディショナルタイムの最長時間は?
これまでのアディショナルタイムの
最長時間は約23分です。
イングランドの2000-2001シーズンの
ブレントフォードFCとブリストル・シティFC
との試合です。
前半にブレントフォードの
ロイド・オウス選手が
足を骨折し肩を脱臼したことで
痛みのあまり意識を失い、
ピッチに救急車が入って
運ばなければならないことに
なってしましました。
このことについては
イギリスの新聞「ガーディアン」に
載っています。
↓↓↓
Has anyone really scored with a rabona?
(記事の後半にある「Can you help?」の上あたり)
前後半合わせて
約113分も試合をすると
選手たちもかなり疲れますよね。
最後に
要するにアディショナルタイムは
ロスタイムと同じことです。
海外では元々
アディショナルタイムなので
今まで日本が使っていた
ロスタイムという言葉のほうが
不思議なくらいです。
これでアディショナルタイムという
言葉を気にせずに
サッカー観戦に集中できますよね。